安全確保出来ない場合は使用中止しましょう。

伸縮リードで公道を散歩している方をお見かけしますが・・・
短い位置で固定しているから大丈夫。と、思っているのかしら?

もしも突発的に引っ張られたら、うっかり持ち手部分を離してしまう可能性が大。
持ち手部分が地面に落ちた時に、ガシャン!と鳴るからビックリしてパニックになるコもいるでしょう。
そうなると動きを止めるのは難しくかなり危険です。短くしていても公道で使用をしないで欲しいもの。




先日お散歩中、角から日本犬がフラッと現れて。一瞬ノーリードに見えたから迷い犬か?と思ったら、少し遅れて飼い主さん登場。
伸縮リードを最大限に伸ばしきって公道を散歩していたご様子。
こちらが避けて通ったのだけど、短く回収する事なく無言ですれ違って行きました。
他犬や他人を見ても吠えたり、飛びかからない犬だから迷惑になっていないと勘違いしているのかしら?違うよね〜

こっち側が徒歩よりスピードの早い自転車だったら?避けられず衝突したかもしれないし。又は避けようとしてバランス崩して倒れるかもしれないし。相手側に怪我をさせる可能性がある事を想像して欲しい。 

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別の日には、道路の反対側から私達を見て吠えまくる中型犬。手元は伸縮リードで、リードを持っているのは中学生くらいの女の子。一緒にいるお婆ちゃんは我関せず。
吠えながら向かってこようと引っ張っているので女の子が手を離さないかヒヤヒヤしました。交通量が多めの道路だから、リードが伸びたり、持ち手が離れたら色々巻き込む事故に繋がりかねない。怖い光景でした。

今回は幸いな事に、どちらのケースも事故にならずに済んだから良かったけれど。
私が出会ったのは公道での使用例。

公園や広場であっても、リードの長さ圏内に他犬や他人がいる場合は長く伸ばしての使用は避けて欲しい。
公園だからといって思いっきり伸ばして走らせていると、周囲への配慮が足らない場合は不快にさせてしまう事も。
事故にならなくても、ヒヤヒヤさせたり、不快にさせてしまうのは苦情に繋がりかねない。
苦情が増えてしまえば・・・
伸縮リード使用禁止!になるかもしれないし。
最悪の場合、公園自体に犬の立ち入り禁止!になってしまう事だってあり得る。

一部のマナーの悪い飼い主さんのせいで、犬達と愛犬家の楽しみが奪われてしまうのは悲し過ぎる。
マナーを守って愛犬とのお散歩、運動をする飼い主さんに増えて欲しいです。

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伸縮リード、ロープタイプのロングリードも、まずは飼い主さんが道具の使い方を練習して上手にさばけるようにした上で、
ワンちゃんには、長いリードでの『マテ』と『オイデ』の練習を教えていきましょう。
長いリードでも飼い主さんの指示に従って動くこと。飼い主さんは周囲への配慮をしつつ使用すること。などが出来るようになるのが理想ですね。

その上で、長いリードを使用する際には、ご自分のリード圏内に誰もいないなど安全確認を十分した上で使用する。というルールを守ってもらえるようにレッスンではお伝えしております。
安全が確保出来ない場合は、使用を中止する。も必ずお伝えしております。
手軽に購入出来る道具ですが、注意が必要なのが伸縮リードとロングリードなのです。